我のみぞ知る。

坂本龍馬の名言
「世の人は我を何とも言わば言え 我なす事は我のみぞ知る」

勝海舟の名言
「行いは己のもの。批判は他人のもの。知ったことではない。」

どちらも私の好きな歴史上の人物であり
好きな言葉だ。

二人は師弟関係の時期もあり、時代の変革に大きく関わった人物であることは言うまでもない。
同じような言葉を残しているのも非常に興味深い。

この言葉、一見、その時代に反する変わり者ゆえに、周囲の批判を受け、

それに対する強がりの言葉のように感じられる方もたくさんいらっしゃると思う。
でも私はそうは思っていない。

己の信念のもと、それを確固たる決意で責任をもって行動してきたものが
言えるとても強い言葉だと私は感じている。

利他的な精神のもと、信念を持ち、責任を持って言動する、行動する。
それはとても強い心が無ければできない。
その繰り返しが、己を活かし続けるということ、そして己の道を築き上げていくことではないだろうか。
信念を軸に、煩悩に逆らい自分自身を磨き続けることができるからこそ、世に活かし活かされ、世に貢献できるのである。
坂本龍馬、勝海舟の伝記や功績をみれば、どれほど己と戦い、己を磨き続けたことか、想像を絶する。

自分を磨くのは自分にしかできない。
親、兄弟、友達が協力しても、自分に「磨く意欲」がないと磨けない。

自分の行動や言動に、本当の意味での責任を持つのも、自分にしかできない。
だから「我のみぞ知る」「己のもの」なのだ。
本人以外、知る必要は無いのである。

 

あくまで私の勝手な解釈である・・・

しかし私も偉そうなことを書きながら、できていない。
でも、自分の心の磨きを一日でも多く忘れないでいたい。
酸いも甘いも「我のみぞ知る」である。

 

正中館広報部著